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私は、朝のお勤めのお終いに寺にかかわった動物たち、ミミ(柴犬)シロ(雑種のら)ヤス(ビーグル?捨て犬)こっこ(捨
て鳥)マリ(捨て猫)ひらり(捨て猫)ボバン(パグ)ボバン2(パグ)の供養をする。それぞれの思い出がある。
さて20年も前の話だが雄鶏を飼った事がある。前出したが名前を「こっこ」という。玄関に捨てられていた。
一匹だとかわいそうなので雌鶏(ウコッケイ)を買ってきた。不思議なことに無口な「こっこ」はその日から、けたたましく
鳴いた。鳴き始めて一週間、私は近所迷惑になると思い、寺の総代に飼って貰える所がないか聞いてみた・・。
総代曰く「御前、つぶして食っちゃベー」「えー」てなもんで、すったもんだのあげく、探しに探し、結局蘇我駅近くにお住
まいの方に貰っていただけることになった。
環境は「優」しかも庭に放し飼いだ。爾来、私はその家の前を通る度に感心した。沢山いる鶏の中で「こっこ」夫婦はいつも
一緒。仲の良い夫婦の事を「鴛鴦(おしどり)夫婦」「鴛鴦(えんおう)の契り」「比翼の鳥」とかいうのが頷ける。
「鶏は三歩歩くと忘れる」というのは嘘、鶏は4歩目に全てを思い出すのである。
合掌
住職の一人ごと
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