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ただ一向に念仏すべし 

新年の初めに昨年の反省を踏まえ、今年こそはと誓った事。

平成29年を迎え約2週間。

今年は酉年だから3歩歩けば忘れてしまうという訳ではないが・・・色々と難しい。

今月の25日は、浄土宗を開かれた法然上人の御命日です。

建暦2年(1212)正月25日 80歳でご入滅。

回忌にすると八百七回忌。

法然上人は亡くなる2日前に、後世の我々の身を案じ御念仏の教えがきちんと受け継がれていくよう、お念仏の意味、

お念仏をする心構えを一枚の紙に凝縮し書き残しました。

念仏の教えの根本とされる「一枚起請文」です。

その中の一節

「ただ一向に念仏すべし」

我々が、悩み苦しみの無い「極楽浄土」への救いを信じて「南無阿弥陀仏」と称えれば、命尽きたとき阿弥陀様が必

ず「極楽浄土」に救って下さる。

良い人悪い人、偉い人偉くない人、頭の良い人悪い人、等々一切関係なし。

ただただ「南無阿弥陀仏」念仏しなさいと。

小さい頃「悪い事をしたら地獄に行っちゃうよ!」とよく言われた。

悪い事・・・してない人はいるのかしら?

悪い事・・・思わない人はいるのかしら?

「心で」「体で」悪い事をしてしまう我々でもお念仏を称えれば大丈夫。

晩年、法然上人のその教えを間違った解釈をする弟子達が多くなり、いわゆる風評被害を受けた法然上人は朝廷の命

により75歳!にして流罪になってしまう。

弟子達がとりあえず表向きはお念仏を称えるのを止めて朝廷に許してもらおうとの声に対して

「たとえ死刑にされたとしてもお念仏を称える事だけは、その教えを広める事だけはやめることは出来ない」

と仰り、布教を続けた法然上人。

皆が救われるようにとその命を懸けてお念仏を広めた法然上人。

こんな私でも救ってくださる教え。

約800年途絶えることなく出逢えた事に感謝して。

ただ一向に念仏すべし

合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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