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昨日は節分。
先程、お参り頂いたお子様に「豆まきをしたかなー?」と聞いたところ
「○○先生は青鬼でー○○先生が赤鬼でー○○先生がー・・」と臨場感たっぷりに詳細を説明して頂いた。
昨日は、全国各地で大勢の鬼さんが豆攻撃を受けたことだろう。
怖い怖い鬼さんを退治するアイテムは豆のみ。
それにしても感慨深い行事である。
それはさておき
本来、節分とは「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を指したとの事。
季節の分かれ目で節分。
昔は、四季の始まりである立春が新年の始まり。
2月3日が大晦日、4日が元日ということか。
我々は今も昔も大晦日や節分等、そういった「節目」を大切にしている。
2年程前に将棋の藤井聡太七段が公式戦通算50勝を達成した際のインタビューで
「一局一局積み上げてきたものが50勝という『せつもく』の数字に・・・」
せつもく・・・?。
字にすると「節目」
因みに藤井七段は当時15歳である。
読み間違えた!と思った方もいた事だろう。
恥ずかしながら私もその1人である。
ところがドッコイ「ふしめ」はもちろん「せつもく」とも読むらしい。
節目「ふしめ=物事の区切り」
概ね同じ意味だが「せつもく」と読む場合は「より細かい区切り」となるとの事。
藤井七段は、50勝もまだまだ通過点!謙虚にこれからもどんどん頑張って勝ち続けます!!
と大きな区切りを表す「ふしめ」ではなく「せつもく」を使ったらしい。
当時、若干15歳にして素敵すぎる語彙力である。
「節目」は人生や物事における区切りを表す。
「ふしめ」にしろ「せつもく」にしろ、人生には沢山の「節目」がある。
生まれてから、初参り(お宮参り)、七五三、入学式、卒業式、成人式、入社式。
結婚したり親となったり。還暦、古希、喜寿、傘寿、米寿・・・。
そして別れ。親や家族、友人を亡くしたり。
その都度、過去を振り返り、今の立ち位置を確かめ、未来を考える。
竹は「節」が離れ過ぎずに、ちょうどいい間隔にあると風雪にも耐え折れることなく伸びて行く。
節がないと簡単に折れてしまうらしい。
人生には幸せな喜びの「節目」もあれば辛く悲しい「節目」もある。
時にはいらないと思う節もあるかも。
しかしその一つ一つの節が、人生の支えとなるはず。
いや、支えとして行きたいものである。
合掌
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