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私事だが今月に誕生日を迎える。
誕生日。
小さい頃はとてもドキドキ。
あと何日かと指折り数えたものである。
子供にとってはクリスマスに並ぶビッグイベント。
親や友達がケーキやプレゼントを用意してくれてお祝いをする。
誕生日は「祝い事」ほぼそのような認識。
かの水戸黄門として有名な水戸光圀公の話。
光圀公は、母親を亡くしてから自分の誕生日には粗末な食事しかとらないようになったという。
誕生日のお祝いにと生きた鯛を取り寄せ、赤飯を炊く家臣に光圀公は
「誕生日の食事は白粥と梅干一つでよい」と答えた。
なぜ誕生日に粗末な食事なのか尋ねると
「誕生日はこの世に生まれた祝うべき日であるかもしれない。しかしこの日こそ、自分が亡き母上を最も苦しめた日なのだ。
それを思うと、おいしい料理でお祝いする気にはどうしてもなれぬ。母上を思い、母上の御苦労を思ってこの日だけでも粗末
な食事で御恩に感謝したい」
誕生日とは
母親が十月十日色々な重圧に負けず命をかけて守り、命をかけて出産を迎えた日。
諸人よ 思いしれかし 己が身の 誕生の日は 母苦難の日
もちろんお祝いとしても大切な日だが、感謝の言葉もきちんと伝えたいと思う。
合掌
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